感染者数が過去最多となるなど全国に感染が拡大している新型コロナ。コロナ対応の最前線に立つ厚労省では、官僚たちが終電間際まで残業を続けている。その最中、ナンバー2である橋本岳副大臣(46)と、ナンバー3の自見英子政務官(44)が、不倫関係に陥り、連日夕刻に退庁後、デートを重ねていることが「週刊文春」の取材で分かった。橋本氏には妻と4人の子供がいる。

厚労省のナンバー2、橋本岳副大臣 ©共同通信社

週刊文春」の取材では7月、最近の2週間で、赤坂の居酒屋、丸の内の和牛レストラン、ホテル内のとんかつ屋などでゆっくりと食事を楽しみ、その後は散歩をしたり、コンビニで買い物をしたりする仲睦まじい様子が頻繁に確認された。

相合い傘で散歩 ©文藝春秋

 また、東京都のコロナ新規感染者が293人と過去最高(当時)となった7月17日の夜には、橋本氏は自見氏が住む参議院麹町宿舎を訪れ、翌朝午前4時近くまで約7時間にわたって滞在していたことも判明した。

参院宿舎のカードキーを使う橋本氏 ©文藝春秋
7時間後の午前4時、顔を背けながら傘をさして参院宿舎を出る橋本氏 ©文藝春秋

週刊文春」の直撃取材に橋本氏は「(17日夜の宿泊は)記憶にありませんね」「副大臣政務官として食事をすることはあります」などと答え、今の妻と離婚が成立したら自見氏と再婚するのか、との問いかけには「それは神のみぞ知ることです」と答えた。

 一方の自見氏は、「毎日、お昼も夜も一緒に食べているので、付き合っているって言われても仕方ないのかな」と言いつつ、「(橋本氏は)物凄く尊敬する国会議員の先輩。(ただ橋本氏とは)別にお付き合いしている人がいる」などと不倫交際は否定したが、連日行動を共にしていることは否定しなかった。また「(橋本氏と自分は)コロナセットとして仲良く頑張っています。これからも変わらず2人セットで仕事をしていくと思います」とも語った。

自見英子政務官 ©共同通信社

 厚労省については、7月1日の衆院厚労委員会の閉会中審査でも、新型コロナ対応によって厚労省職員の今年1~5月の残業時間が昨年よりも大幅に増えたことが議論された。延べ555人が過労死ラインとされる月100時間を超える残業をしていることも話題になっている。橋本副大臣を巡っては、ダイヤモンド・プリンセス号対応の混乱の張本人とされ、また接触確認アプリ「COCOA」の責任者を務めるがダウンロード数が伸び悩んでいる。コロナ感染が拡大し、政府をあげて対応にあたる中、2人の行動は論議を呼びそうだ。

 橋本氏の父・橋本龍太郎首相時代に郵政大臣として初入閣したのが自見氏の父・自見庄三郎氏だった。サラブレッド同士の不倫愛はどう展開するのか。

7月12日、肩を寄せ合う2人 ©文藝春秋

 7月30日(木)発売の「週刊文春」では、2人が5度のデートでとった不可解な行動や、参院宿舎を訪れた際の橋本副大臣の「ルール違反」、仲を深めるきっかけになったダイヤモンド・プリンセス号での言動などを、デート現場のツーショット3ページと合わせ、合計9ページにわたって詳報している。